IT系のニュースサイトや記事で最近話題となっているのが、Microsoft社の次期OS「Windows7」です。

個人的には「Windows Vista」が”失敗作”だとは思ってはいませんが、世間でそのような声が強いことは知っています。
企業向けへの導入も遅れているようで、この職業訓練でも次期OSとして「Windows Vista」と導入するかどうか頭を悩ませていたことも事実です。
その因のひとつが、「Windows Vistaを快適に動作させることができるメモリの目安が2GB」ということです。
会場PCの大半は Windows XPのSP2世代であり、メモリの容量は512MBばかり、それも大半がDDR1という規格ですから、現在出回っているDDR2メモリではありません。(一部はDDR2)。
メモリは、規格の主流が新しくなると過去のものは市場に出回りにくくなり、価格も上がります。
また、512MBを2GBとするには、ノートPCだと初期メモリを抜き取って2GB分を新たに追加する必要があります。
弊社で抱えるPCの総数は約150台。大企業に比べれば微々たる物ですが、小規模企業としては異状に多いといえます。
これらのメモリを入れ替えるだけでも、現在の円高為替でさえ150万円ほど必要で、決して小額とは言えません。
※もちろん、入れ替え時にもっと安いという可能性も捨てきれませんが・・・
しかし、Windows7は1GBのメモリでも快適に動作するといわれており、プレビュー版の記事などではそのことが紹介されていました。
そうすれば、投資費用は半分以下で済み、さらにWindows 7のほうがサポート期間が長いはず(最低でも2014年程度まであるはず)ですから、今のマシンにある程度のメモリさえ投資すれば、マシンの買い替えも起こさずに長く利用することができます。
職業訓練は収益事業ではありませんので、お客様から余分にお金を頂戴することができない以上、常に台所事情が苦しいわけで、我々しては、ハード面より講習中身に投資をし、より実務的なサービスができるようにと思っております。
その点でも、投資少なくすむかもしれないWindows7の存在は魅力です。
来年以降の発売に向けて、より良いものに仕上げていただくのを期待しつつ、Windows XPをもうしばらく使い続けて行こうと思います。