本日は就職活動日ですので、授業は午前中だけとなりました。
夕方には日商PC検定が行われますので、訓練生からもご受験いただくことになります。
ちなみに当会場は隣のパソコンスクール(みんなのパソコン教室名張)が、名張商工会議所の試験会場ですので、気軽に受験することが可能です。
さて、今日のお話は 「会計ソフト」 です。
本コースには会計ソフトはカリキュラムに組み込まれておりません。
実は、何年前までは「弥生会計」を用いたカリキュラムが含まれていたのですが、簿記の知識をそれなりに要することと、就職先から「それよりもExcelやWord、そしてWEB」ということで、パソコンビジネス”WEB”基礎科になったという経緯がございます。
その会計ソフトのスキルが今、見直されております。
- 動仕分け機能が強化され、必要となる簿記の知識が少なくなった
- 零細企業などが会計事務所からの依存度を下げて内部で処理したい
などの理由から、従業員の中で日々の入力ができる人材が必要であることです。
規模の小さい企業にとっては会計事務所に支払う費用が重荷だったりしますし、より早く処理したいというニーズもあります。
実は、伝票を会計事務所に渡して、出来上がってくるのが何ヶ月先とか、笑えない現実があったりします。
ですから、ある程度の規模の企業でのみ就労されてきた方だと、専任の会計担当者が存在しない会社など想像できないと思いますし、会計担当者や経営者が、簿記や会計の知識が殆ど無いないと言われれば驚愕されるはずです。
しかし、国内企業の99%以上が中小零細企業ですし、そんな会社がものすごく多くあるわけです。
職業訓練の修了者の多くは、地元志向ですし、中途採用ですから、どうしてもそういった規模の小さい会社に就労しますので、今後はこういった事柄もカリキュラムに含められればという考えもあります。(時間数の制限があるため、何かを捨てるしかありませんが・・・)