昨日に続き、今日も小雪が舞う寒い一日です。風邪をひかないようにしてくださいね。
講習会場の一日は受講生の方のスピーチで始まります。以前、受講生の方がマナーとエチケットの違いについて話しておられたのを思い出し、私なりに調べてみました。
辞典で調べると・・・(辞典をひくなんて何年ぶりか!)
マナー(manner)は「礼儀作法にかなっているかどうかという観点から見た態 度」で、
エチケット(etiquette)は「その時その場面において、そうすべきとされる社交上の決ま り」となっています。
もう一つ、モラルっていう言葉もあります。モラル(moral)は「道 徳、倫理」となっています。
マナーはラテン語で「手」を意味するmanus(マヌス)に由来し、つながりを持つ英単語に manual(手による、手引き書)とか、manage(運営する)があります。時代によって、時代や場所によって変化するもので、人間が気持ちよ く生活していくためのルールなんです。
エチケットはフランス語で「札・荷札」と言う意味がありました。いろいろな説があるよう なですが、ようは他人もことも考えようってことで、自分の心に根ざしています。
説には・・・
- 昔、パリの宮廷で王侯貴族の位階や順位を表した札のこともエチケットと言うようになり、そこから上位の札を付けている人に対しては 気を付けなければいけないと言うことから、札と言う意味が礼儀になった。
- 同じくフランスで、昔のベルサイユ宮殿にはトイレがなく、宮廷の人々は庭の草の陰で用を足していたようで、困った庭師がトイレの場 所を示す立て札を立てた。このことから指示通りに正しく振る舞い、他の人のことも考えることをエチケットと呼ぶようになった。
モラルはラテン語の mos(モース)に由来し、意味は「習慣」「風習」です。その地域やそ の場で異なり、地域に根ざしていますからマナーよりもっと意味深いものになります。
一つの部屋で3ヶ月間、20名位が一緒に勉強するのですから、「モラル」「マナー」「エチケット」どれも大切なことなんですね。
「その地域にある風習とルールに従い、思いやりの心を持って生きていきましょう。」ってことなんでしょう。
私も授業中、つい逸脱してしまうことがあり、ちょっと反省しないといけませんね。
・・・でも、人間だから失敗することもあります 。
失敗したら反省し、次の糧にしたら良いのでしょうね。・・・(してはいけない失敗もあります。)